解消法 腹痛と腰痛を解消する対処方法や対策・原因・特徴について

腹痛と腰痛とは
頭痛・腹痛・腰痛という言葉があるように、体の一部には特に痛みを伴いやすい箇所があります。痛みというのは体を守るために基本的に必要な感覚であり、この感覚がなければ怪我や病気になってもそのまま放置してしまい症状を悪化させていきます。特に人体のなかでも重要とされる箇所は痛みを感じやすくなっています。
大切な部位だからこそ、いち早く痛みという危険シグナルを発するわけです。つまり、一般的に頭痛は脳みそ、腰痛は背骨、腹痛は臓器の危険シグナルとなるわけです。そのなかで近い部位なのがお腹と腰です。一般のイメージでは次のようになります。腹痛はお腹を冷やしたりストレスなどによって引き起こされ、腰痛はぎっくり腰やヘルニアといった症状です。
そのため、腰痛と腹痛は別のものであると思っている人がほとんどです。しかし、一つの原因で腹痛と腰痛の両方を発症してしまうケースがあります。そもそもお腹と腰は表と裏の関係にあり、2つの間で異常が起こると痛みのシグナルが腹痛と腰痛となって現れることになります。
2つ両方起こることは稀ではありますが、稀であるからこそ病気の発見の手がかりになることもあります。どちからというと安静にして事をやり過ごすことの多い腰痛と腹痛ですが、2つ同時に起こるということはどういう可能性があるのかしっかりと把握しておく必要があるはずです。そこで、ここでは腹痛と腰痛、両方起こる病気に関して述べていきます。
腹痛と腰痛の特徴(症状)や原因
まず、腹痛と腰痛が同時に起こったとき考えうる病気を述べていきます。まずは潰瘍と胃炎です。これは胃腸や小腸といった消化器官をコーティングしている粘膜が欠損したり、炎症を起こした状態です。一般的にみぞおちにキリキリ刺すような痛みが伴いますが、稀に腰にも痛みを感じる人もいます。それに似たものに虫垂炎があります。
盲腸の炎症であり、お腹で言えばヘソの右下に痛みが伴います。腰痛が伴うときはちょうどその裏側になります。他にも胆嚢・肝臓障害があります。これは右わき腹が痛むため、一般の腹痛・腰痛ではないことに気づきやすいです。また右肩にも痛みを伴うケースがあります。腰痛と腹痛が最も起こりやすいのが泌尿器系の障害です。
泌尿器は腰の神経と繋がっているため、脳が腰が痛いと誤認してしまうことがよくあり、下腹部で腰痛と腹痛が発症します。そして、一番怖いのが心筋梗塞です。個人差があり、腹痛のみ、腰痛のみ、腹痛と腰痛両方痛むケースと様々です。ただ、腰痛のみの場合、多くの人は心臓の病気だと思わずに放置してしまうことがあります。
このように、腰痛と腹痛が同時に痛む場合、背骨のほうではなく内臓に障害があるケースがほとんどです。また胴体は広いため、一言で腰痛・腹痛といっても場所によって痛みの原因が違ってきます。腰痛と腹痛が同時に起こったとき、胴体のどの辺りが痛むのかを把握することが大切です。そこからどこ臓器が障害を起こしているかを絞り込むことができます。
腹痛と腰痛の対策
そして、腹痛と腰痛の対策ですが、痛みを取り除いたり和らげたりする市販の痛み止めの薬や湿布薬などを使う人も少なくありません。しかし、冒頭に述べたように痛みとは危険を知らせるシグナルです。その危険が分からないまま痛みを取り除いてしまっては、症状を悪化させてしまいます。ただし、素人が勝手に判断するのは危険です。
間違った判断をしてしまったら、放置することと同様です。また腰痛と腹痛が同時に発症しているときは内臓の障害の可能性が高いため、市販の湿布薬は何の意味もありません。まずは医師に診察してもらうことが大切となります。そのとき役立つのが先ほど述べた痛みの場所と原因です。
仮に的外れの診療科で診察したとしても、そこで適切な診療科を薦められてしまいます。でも、健康のときならいざ知らず、痛みがあるときは大きな負担にしかなりません。たらい回しにならないためにも、一番に適切な診療科で診てもらえる可能性を高めるべきです。痛みがあるときは安静にすることが大切なため、少しでも負担を減らすことを考慮するべきです。
適切な診療科で診てもらえば、痛みの原因も見つけられ治療に移ることができます。原因が判ったため、痛みをそのままにしておく必要もありません。医師に相談すれば痛み止めの薬を頂くこともありますし、どうしても激しい痛みがあるときは麻酔を使用することもあります。何よりも根本的な原因を取り除くことが第一となるわけです。
腹痛と腰痛の解消方法
先ほどから腰痛と腹痛が同時に起こったときは適切な診療科で診てもらうことが大切だと述べてきました。ただし、仕事などですぐに病院に行けないという人も少なくありません。痛みは危険を知らせるシグナルでもありますが、常に痛みを感じるのはストレスでもあります。そのため、すぐに診察・治療ができないのならば、痛みを緩和させることも必要です。
その緩和で最も重要なのは安静にすることです。多くの場合は安静にすることで痛みが和らぐことが多いです。なぜならば、活発に動かすことで交感神経にスイッチが入ってしまい臓器も活発に動いてしまうからです。痛みの原因の場所も動いてしまって強い痛みを伴ってしまいます。
何よりも原因かわからないのに激しい運動をしてしまっては、症状を急変させてしまいます。また食事も消化に良いものか、なるべく控えた方が良いとされています。特に胃炎や潰瘍の場合、消化によって胃酸が分泌されてしまい、それが炎症・潰瘍部分をさらに刺激してしまうからです。そして、多くの人々は市販の痛み止めを服用します。
ただ診察してもらう前に服用してしまうと、触診したとき薬が効いていることで正しい診断ができないケースも出てきます。特に初診の日は、痛み止めを服用しないように心がけるべきです。また服用していたなら、その医薬品を一緒に持っていくことをオススメします。痛み止めの種類とその効果を知ることでより正確な診断を下せるようになるからです。
腹痛と腰痛のまとめ(未然に防ぐ方法など)
このように特定の臓器に障害が起こったとき、腰痛と腹痛が同時に発症してしまいます。そのようなことにならないためには、常に生活や健康の状態をチェックしていくことが大切です。その理由は2つあります。一つは健康を維持するためです。正しい食生活・生活リズムをすることで病気を予防することができます。そしてもう一つが異常を察知しやすくするためです。
体と言うのは常に何かしらのシグナルを出しています。しかし、臓器によっては障害が起こっても初期状態では何も感じず、症状が進行して初めて痛みを感じるものもあります。特に上記した胆嚢・肝臓障害はそうです。肝臓は沈黙の臓器と言われているほど、障害が起こってもなかなかシグナルを出してくれません。
だからこそ、少ないシグナルをキャッチすることが大切です。すぐに異常がわかればそれだけ早く診断を受け治療に入ることができます。治療を始める時期が早ければ早いほど、完治する可能性が高まり、治療の負担も小さいです。また痛みの原因となる病気の多くは、健康診断などでも発覚することも多いです。
しかし、その診断結果が良かったとしても過信してはいけません。健康診断では判断できない病気がたくさんあります。診断結果は結果として受け入れるべきですが、それとは別に体から発するシグナルをきちんと受け止めることが大切です。腹痛や腰痛といった痛みを感じ取ることができるのは、本人以外しかいないことを肝に銘じておくべきです。
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