解消法 眠たいを解消する対処方法や対策・原因・特徴について
眠たい場合とは
高校生から大学生になったり、学生から社会人になったり、生活のリズムが大きく変わる春はまた睡眠の問題を生じる人が増える時期です。多かれ少なかれ、誰でも一度は睡眠について、悩んだことがありますよね。眠たい場合でも、眠ることができないという状況は誰にでも経験がありますよね。
でも、眠りたいという欲は人間として自然な欲で、自分では意識的になかなかどうすることもできないというのも本音です。しかしだからと言って居眠りしてしまうというのは学業にも仕事にも、多大な影響を及ぼします。下手をすれば、まわりからの信用も失いかねません。それでいても眠たいというのは自己管理能力だとか、そういったところを責められることが多い問題です。
夜にしっかり、まとまった時間の睡眠をとっているはずなのにどうしても昼間眠たいだとか、布団に入ったは良いもののなかなか寝付けないだとか、自分なりに努力をしているつもりでも、上手くいかないこともあります。原因は人によってもさまざまですが、規則正しい睡眠は、規則正しい社会人の生活にはどうしても欠かせません。
睡眠不足の中には、一度睡眠外来に通った方が良いような、深刻な睡眠不足が隠れている場合もあります。適正な睡眠時間というのは、6時間で足りる人と6時間で足りない人など、個人差があり、一概に言えたものではありません。人の話をうのみにしないで、酷い場合は医者を受診してみることも考えてみましょう。
眠たい場合の特徴(症状)や原因
眠たくて仕方がない場合、確実に集中力が落ちます。うとうとしていると作業効率も下がりミスも多くなります。1、2時間でも仮眠をとって確実に物事を進めた方が結局は効率が良かった、なんてこともあります。眠たいという気持ちの一番の原因は、睡眠不足です。平均的に日本人は睡眠時間を少なくとる人が多く、本当は足りていないのにみんなそのくらいの時間でやっているからと当たり前のように思う人も多いです。
最低でも6時間程度は日中の集中力を保つために必要な睡眠時間でしょう。また、睡眠不足による疲れというものは、ときおり疲れるという感覚すら麻痺して無自覚になり、このくらいの睡眠でもやっていけるだろうと錯覚してしまう場合があります。
また、遅くまでの夜更かしも睡眠不足の原因です。パソコンやスマートフォンなども睡眠不足の原因です。なるべく就寝前までいじったりしないで、用が済んだら充電器などにつなげて朝まで弄らないようにして、寝るなどといった対策も効果的です。モニター画面の明るい照明は、睡眠への入りやすさを下げる原因でもある場合があります。
早起きすれば、早起きした分だけ疲れることでまた早い時間での睡眠を促すこともでき、上手くいけば生活リズムが正常に戻る場合もあります。朝起きたらカーテンを開けて、日光を浴びるのも効果的ですね。さらには質の良い睡眠をとっていないのも睡眠不足の原因を招いている場合があります。朝、スッパリ起きれず倦怠感が体に残っているようなら、睡眠の質を見直す必要があるでしょう。
眠たい場合の対策
眠たい場合の一番の対策は、生活リズムをしっかりとつけることです。出来るだけ毎日3食同じ時間に食事をとり、同じ時間に眠りに入るのが一番の対策です。質の良い睡眠がとれるように自分の身体に合った寝具を使い、ゆっくりと呼吸して入眠方法も練習してみましょう。呼吸に意識を集中して深呼吸を繰り返すことで、睡眠に入りやすくなります。
お風呂上りのマッサージもある程度効果があるといわれています。寝る前に電子機械などの刺激はなるべく避けましょう。そして、よく一般に言われている方法ですが、ホットミルクなどを寝る前にゆっくりと飲んでから眠るのも非常に効果的です。寝る前のおやつは避けた方が無難ですが、飲み物であればそれほど影響はありません。
また、睡眠は長くても短くても良くありません。朝、目覚めるべき時にはしっかりと目覚めましょう。一般に睡眠の周期は1時間30分ごとと言われていますので、90分の倍数の時間の睡眠時間を狙って目覚まし時計のアラームをセットすることも人によっては有効です。
適正な睡眠時間に慣れてきたら、目覚ましがなくても目的の時間に起きられるようになります。週末にたくさん寝て平日は少しだけ寝る、といったことはあまりおすすめしません。ムリに睡眠時間を削るのは、元気の前借りだと思ってください。平日は平気でも週末はぐったり、というのは体が休まるようになってやっと疲れを自覚するようになった、ということで、決して週末だから疲れているということではありません。
眠たい場合の解消方法
眠たい場合の対策には、寝てしまうのが一番楽ではありますが、そうはいってられないことがほとんどです。しかし、1時間2時間でも仮眠が取れそうなタイミングがあった場合はスマホなんかでアラームをかけて寝てしまいましょう。実際に睡眠までいかなくても、ウトウトしているだけでも体は多少休まります。
どうしても眠いけれど寝てはいけない場合にお勧めしたいのは、軽い運動です。自宅であれば腹筋、仕事中であれば軽い背伸びなどで軽い運動をすることで血流を良くして覚醒を促しましょう。ちょっと立ちあがってうろうろするのも効果的なので、人の邪魔にならないようであれば軽く動いてみると良いでしょう。椅子で腰を浮かせて数十秒その姿勢を保つのも良い運動です。
また、カフェインは眠気覚ましの効果があります。ガム・コーヒーやお茶などがおすすめです。眠気覚ましの効果を謳った商品も多くあります。栄養ドリンクにもそういったものがありますが、栄養ドリンクは飲み過ぎると体に悪いこともあるのでいくらでも飲んでよいというわけではありません。
食べ物を食べると血流が胃に行って眠くなるので、そのあとに重要な用があるときは軽食に留めて眠気を先手打って軽減するというのも良い対処です。頬をつねるだとか刺激を与えてあげるのも良い手です。ただ、睡眠不足というのは全ての能力を多かれ少なかれ低減させるものですので、できれば少しでも寝て原因の方を解消したいところです。
眠たい場合のまとめ(未然に防ぐ方法など)
眠たいという症状は非常に身近な悩みですが、深刻な場合は適切に治療する必要があります。十分に寝ているのにどうしても眠たかったり、ストレスからなかなか寝付けないというような場合には、たまに深刻な疾患が隠れている場合もあります。異常だと思ったら躊躇せずに睡眠外来を訪ねてみましょう。
寝具が体に合わず、きちんと寝ているつもりでも実際は半分程度の睡眠しか確保できていなかった、いびきなどで体力を使っていて、寝ているはずなのにすっきりしなかった、ということもあります。薬を処方してもらったり、呼吸を確保するためのグッズがあったりなど適切なところに相談すれば対策のとりようはいくらでもありますので、とりあえず自分が眠い原因を見極めて、それに沿った対策をすることが睡眠不足の解消の一番の要です。
そして効率の良い睡眠に必要なのは、やはり規則正しい生活です。また、週末に運動することも睡眠に対しては効果的です。日中に適切に疲れることで寝つきをよくしましょう。どうしても仕事で眠れない日が続くような場合には、とにかく無理をしないで、身体を壊すことはないように自己管理を徹底しましょう。
体力を回復させるための睡眠ですが、眠るのにもある程度体力が必要です。一日の大部分を占める睡眠だからこそ、ムリに削ることなく気を使っていきましょう。効率的に眠れるようなクセがつけば、日中の生活が格段に楽になることは間違いありません。睡眠は人間に不可欠です。
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