解消法 コロコロ便を解消する対処方法や対策・原因・特徴について
コロコロ便とは
便の悩みを持つ人は男女問わず多く、快便を経験している人のほうが今は少ないでしょう。特に社会人になるとストレスから便秘になったり、プレッシャーで下痢になったりと腸関係のトラブルに見舞われる人は少なくありません。そんな中で便秘と併発されるポピュラーなものとして知られるコロコロ便は、場合によっては何年も続く悩みのひとつです。
便は通常食べたもののカスが集まり、腸内で水分を吸収された結果出ます。しかし、食べるものによっては水分が少なすぎて硬い便を作ってしまうケースがあり、普通はバナナ大の大きさで長めの便が出るのに、うさぎのふんのように丸っこく、見た目にも硬い便が出てしまうわけです。
これは、便秘だったりスポーツをしすぎた後で出るケースが多く、一時的なものならいいですが、慢性的に続くと肛門が傷ついて痔になるなど、悪影響があります。コロコロ便の弊害はトイレが長くなることで、ひとつをひねり出すために20分以上かけるなどざらです。食べたものが出てこないだけで体内には悪いガスがたまり、精神的にもよくありません。
体内環境の悪化により便は硬くなり、適度なやわらかさ、大きさを保っていることができなくなります。女性で便秘の人は小さな便が少ししか出ず、何度もトイレに飛び込むことがありますが、彼女たちはたいてい硬い便しか出ず、それを出すために非常に多くの体力と時間を費やしています。便の習慣は人それぞれですが、快便に越したことはありません。
コロコロ便の特徴(症状)や原因
突発的な便秘やはげしいスポーツの後などで体内の水分が急激に失われるとコロコロ便が出ることがあります。これは一時的なものですので、毎日続くわけではありませんが、慢性的に便秘な人は体内に便がたまり、硬くなった便はさらに出にくくなるわけです。体内の便はどんどん水分を吸収してしまい、色も茶色から黒に近くなって臭気も強くなります。
朝便が出なくて昼まで我慢して出た時、相当硬くなることがありますが、これは体内で便が水分を吸収され、硬い状態で固まって出たからです。これだと便を出す時に激しくいきむ必要もありますし、相当な体力を使ってしまい、結果的にトイレにいる時間も長くなります。トイレが長くなれば便秘にもなりやすく、痔を併発することもあって危険です。
コロコロ便の特徴として、分量は少ないのに出にくいこと、出した後で残便感が残りやすいこと、いきまないと出ないので痔になりやすいことが挙げられます。最近は食べ物もファストフードなど腸によくないものが多いため、それらを食べ過ぎることで硬い便が出ることもあります。
また、食物繊維の少ない食事をしたり、腸内の悪玉菌が多すぎて善玉菌が減ることでも腸内環境の悪化があって硬い便が出てしまいます。これらは生活の中で起こり、精神状態の悪化も少なからず関係しているので、考えられる人は無視してはいけません。便は毎日出るものだからこそチェックが容易であり、異常があったらすぐにわかります。
コロコロ便の対策
水分が足りないから黒くて硬く、小さいコロコロ便が出るメカニズムはすでに述べましたが、これをどうすれば防げるでしょう。まず考えられるのは水をがぶがぶ飲むことですが、これはほぼすべてが尿になって出てしまうので、あまりいい策とはいえません。一番いいのは腸まで水分が届くよう、水分の多い食事をしたり、快便を促すような食材を加工して食べることです。
便はある程度かさがないとできませんから、炭水化物を摂取したり、繊維質のものをたくさん食べるのは有効です。ヨーグルトなどで腸の環境をよくすることも大事で、自分にあった乳酸菌を早めに見つけ、それを含む食物を取り入れましょう。無理なダイエットをすると便がすぐにコロコロ便になってしまい、痔になったりといいことはありません。
ダイエットをする場合、体に負担をかけないようにいたすか、水分調整をきちんと行うなど対策が必要です。現在は腸内環境をよくする健康食品なども販売されていますし、快便を促す食品も多数あります。これは少し食べるだけで満腹感を覚えたり、腸内でくすぶっている便を出しやすくするための成分が含まれているため、快便を促すことができます。
毎日の食生活が健康になればなるほど、腸内の環境は改善されるので、まずは食べるものから気をつけてみましょう。便秘気味の人は適度な運動をしたり、冷え性の改善を行うなど健康的な暮らし方を心がけるだけで、便の出はよくなります。これらは小さなことですが、非常に大事です。
コロコロ便の解消方法
すでに便秘になっていたり、コロコロ便が慢性化している場合には食べる物を変えたり日常生活の見直しが急務です。特に絶食系のダイエットをしている人は直ちにやめ、リバウンドをしないよう注意しながら、腸を正常に戻すための食生活を開始します。
ご飯をゆっくりとかんで食べることなど、昔から行われていた食べ方の基本を守るだけでも、体内で正常な栄養素の吸収が行われ、いい便が出ます。体内にいつまでも便を貯めておくことがコロコロ便の原因ですから、それを手っ取り早く出してしまうのも手です。しかし、下剤や浣腸のように強制的に排出するのでは肛門を痛めてしまう確率も高いですし、体力の消耗も激しいので何日も便が出ない場合など緊急時に限りましょう。
水分と適度な運動を行い、腰周りを中心にしたストレッチやマッサージをするのもいいでしょう。これらは直接的に腸のぜん動運動を助けるばかりでなく、体全体の血行をよくする働きもあります。食べ物に気をつけ、運動を適度に行い、トイレを我慢しないなど、生活の中でできる工夫はいくらでもあるので、あせらずひとつひとつ取り入れましょう。
特にトイレの時間は少なめにして、たとえ出なくてもあせらず次の便意が来るのを待ちます。硬い便は長く踏ん張っていて出るものではありませんので、激しい便意が来た時に一気に出すのが基本です。子供の頃の食生活、日常生活パターンを反復して、同じように食べ、生活し、出すことを意識しましょう。
コロコロ便のまとめ(未然に防ぐ方法など)
社会人になると人間関係のストレスから便秘になったり、食生活が不規則になったり、健康な体を維持するのは難しいです。人には言わないだけですでに何年もコロコロ便が続いている人も多く、おならが非常に臭かったり、腸内環境が悪化している人もいます。体内に便がいつまでもたまっていることは本人にとって非常に不快なことですから、できるだけ早くこれを解消し、ある程度時間をかけて正常な腸に戻していく努力が必要です。
痔によってコロコロ便しかでない場合などは、痔を治す手術を行うのが一番確実でしょう。肛門が慢性的に傷つく痔の場合、放っておいても治りません。痔を治した後で正しい食生活を続け、寝不足やストレスをしっかりと解消しておくのが重要です。
トイレは5分以内に済ませるのが好ましいですし、黒っぽく硬い便が出る時は異常だと自分で認識しておけば、それを避けることができます。トイレを短くすることから始めれば健康な腸を取り戻すことも不可能ではありません。あまりに水分を取りすぎたり、体に合わない食事を続けると下痢になることも多いですから、くれぐれも便の軟化はやり過ぎないように注意しましょう。
ゆっくり時間をかけ、当たり前の食生活を続ける中で快適な便が出れば問題はありません。快便をするために必要なテクニックも医療系のサイトなどでいくつか出されていますから、こうした知識をフル活用し、自分にぴったりフィットした便の出し方、作り方を続けましょう。
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