解消法 肩甲骨のこりを解消する対処方法や対策・原因・特徴について
肩甲骨のこりとは
通常、肩がこるというときは首の付け根のあたり、ツボで言うところの肩井と呼ばれる部分に、ここだ、と感じられるほど強力な痛みを感じる部分があり、そこを中心に首の後ろ辺りから、ひどい時には頭の真ん中から下のちょうど真ん中あたりにまで、押さえれば、ここが痛いと感じるこりが集中している場所があるはずです。
一般的には首と肩の付け根である、肩井と呼ばれるツボ部分がこり、そこを中心に各地へとこりの痛みが点在しているように考えられていますが、実はもう一つ、厄介な、そして大きなこりの原因があることを見過ごしがちです。
その場所が肩甲骨であり、肩甲骨のこりとは、肩の付け根に感じている肩井のツボのこりよりも以前から、すでに凝り始めており、そこから各地へ点在してあちこちでこりを引き起こしていると考えられます。
それに気づくと、対処の方法もまた別の視点から見つかってくるのですが、たいていの場合は肩がこるとなると、首や肩をもんでしまって、肩甲骨のこりが原因であるとは考えもしない人が大多数です。
それほど、普段からあまり肩甲骨を意識することがなく、それがゆえにしつこいこりの原因がまさか肩甲骨のこりにあるとは考えが及びません。肩甲骨のこりにはあまりなじみがないのに比べ、そのこりの強さ、ひどさ、広範囲に影響を及ぼす力は侮ることができないものである、という認識を持つことが何よりも大切で、そこから肩こりとはという問題を考える必要があります。
肩甲骨のこりの特徴(症状)や原因
肩甲骨のこりの特徴は、広範囲にわたって、なんとなく背中がだるいという状態を感じる人もいれば、ここが痛い、とピンポイントで痛む場所をツボ的な感覚で指摘できる人もいます。押すと痛みを感じますが、他のこっている部分と同様に、イタ気持ちいい感じで、指圧をするとこっている場所を感じることができ、しばらくゴリゴリともみほぐすとほぐれてきて、楽になってきます。
ただし場所が場所だけに、肩や首のように親指でツボ刺激をしてほぐす、といったことができない場所でもありますので、せいぜい手を反対側に伸ばし、一番長い中指の先で指圧するのが精いっぱいです。
そのため、ほぐす作業はなかなかにむずかしく、まずは原因を特定し、できるだけ肩甲骨のこりを原因を作らないこと、そしてその原因となるものを排除していくことに意識を向けるようにしなければなりません。それができれば、かなり肩甲骨のこりは予防することができるでしょう。そこで、原因を探ってみることにしますが、まずは何と言っても姿勢です。猫背になっている人ほど肩甲骨はこりやすいと言えます。
それというのも、猫背になるとどうしても首が後ろに引かれ気味になりますから、その分、後方に頭の重みがかかってくることになります。そうなると、背中がその重みを支えようとしますので、必然的に肩甲骨のあたりが緊張にさらされることになり、気が付けば力が入り、筋肉もこわばってこりが生じるというパターンです。
肩甲骨のこりの対策
肩甲骨のこりの対策は、こりの原因を突き止め、それを改善するところから始まります。まずはもっとも多いこりの症状の原因として姿勢の悪さを挙げましたが、これを意識して直すだけでもかなり違ってきます。猫背を直し、常にまっすぐに体を保つことでバランスがよくなり、背中と首、肩の3つの箇所で重い頭を支えることができます。
そうすると、背中の部分、つまり肩甲骨にだけ大きな負担がかかることを避けることができますから、こりが集中することがなく、分散されて結果的にこりも和らぐと考えられます。また、どうしても人間の動作としては前へ前へと腕を動かすことが多く、後方に腕を振るとか、左右に大きくひねるという動作はほとんどありません。
そうした動きをしてみると、肩甲骨がぐーんと引き伸ばされる感じを覚えると思われますが、こうした動きをすることで、縮こまった肩甲骨付近の筋肉が動かされ、柔軟性を得ることになりますから、肩甲骨周りの固まった筋肉がほぐされます。筋肉がほぐされると、そこに固まっていたこりも動いてほぐれることになりますので、肩甲骨のこりの対策としては効果的です。
デスクワークの合間にちょっと伸ばしてみる、場所があるならちょっと腕を動かして肩甲骨付近の筋肉を意識してみるなどすると、かなり改善されるでしょうし、対策としては効果的だと考えられます。とにかく動かさないことがこりが蓄積していく、ということを認識することが大事です。
肩甲骨のこりの解消方法
肩甲骨の肩こりの解消方法というのは、まずは姿勢を正すことが重要で、これをするだけでも姿勢がよくなり、肩甲骨付近にかける負担を大きく減らすことができます。これによって、まずはこりを貯めない体を作ることを心掛ける必要があるでしょう。さらには、意識して常に動かすことも、肩甲骨付近の筋肉を和らげるという意味で重要なポイントです。
ラジオ体操をするのも効果的で、大きく左右に腕を振ると、遠心力が働き、肩甲骨が左右に引きのばされるのがわかります。そうすると、固まっていた筋肉が緩みますから、肩甲骨付近に蓄積したこりもほぐれます。また、腕をぐんと上に上げ、伸びをしてみるのも、簡単でありながら、意外と肩甲骨のこりをほぐすには効果的な解消方法です。
とにかくじっとしていることと、常に緊張を強いられている筋肉の動きがこりを誘発し、そしてため込んでいくと考えられますので、いかにリラックスさせるか、そして力を抜き、筋肉を柔らかい状態に持っていくかが、最大の解消方法です。近頃はゴム状のロープを使うことで、体に適度に負荷を与えつつ、ストレッチができるようになっています。
まずは遠心力を利用して腕を振り、筋肉を適度にほぐしたところで、こうしたトレーニング用のグッズを用いれば、筋肉に力を与えることができます。筋肉を鍛えることができれば、肩甲骨周辺のこりの感じ方も変わってくるのは間違いありません。グッズを上手に使うことで、より早く筋肉がつくでしょう。
肩甲骨のこりのまとめ(未然に防ぐ方法など)
重い頭を細い首で支え、その首をまた肩で支えている人間の体の構造を考えると、その重みが背中にまでおよび、腕を支え、その動きを支える付け根にある肩甲骨周辺にこりが生じるのも、考えてみれば自然なことです。けれども、肩甲骨のこりというのはかなりつらい症状であるため、できればこらないに越したことはありません。
毎日、一日の終わりには筋肉をほぐしつつ、鍛える運動を採りいれることや、姿勢をよくして過度な負担をかけないように気を配ることが、こりを重症化させないためにも大事です。人間の体の構造を考えると、これをやれば肩甲骨のこりは未然に防げるというものは存在しないでしょう。
多かれ少なかれ体に負担をかけ、それがこりとなって蓄積していくのはやむを得ません。ただし、いかに重症化させないかについては、普段の生活の中でちょっと気を付ける、ちょっと体を動かす、といったことで防げるとは言えるでしょう。パソコンに向かっている時、書類仕事をしている時、食事の時でさえも、気が付けば体に力が入っていて、肩があがっていることに気づくと思われます。
そんなときは意識して肩の力を抜くと、肩甲骨まですとんと力が抜けることが分かるでしょう。肩こりがひどいというとき、実は肩甲骨に至るまでの広範囲がこっていることが大半ですから、いかにこりをひどくさせない姿勢をとれるかがカギを握ります。それこそが未然に防ぐ方法として、唯一考えられる方法かもしれません。
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