癖毛を解消する対処方法や対策・原因・特徴について
癖毛とは
癖毛とは、うねったり縮れたりしている髪の毛のことです。一般的に癖毛と一まとめにされてしまう傾向にありますが、毛質や髪の毛の特徴によって、数種類のタイプに分けることができます。まずは波状毛です。その名の通り髪が波を打つようにうねっている毛質のことです。この波状毛は、日本人に最も多い癖毛の種類だと言われています。
髪の毛に全体的にウェーブがかかっているのが特徴的で、ある程度のツヤがあるのでストレートヘアと見間違えてしまい、自分が癖毛だと気付いていないケースが多いです。波状毛の大きな特徴の一つは、湿気に弱いということです。雨の降っている日やムシムシした暑い日は、バサッと髪が広がりやすく、スタイリングが難しくなります。
続いては捻転毛です。うねった状態というよりは、ねじれていると言った方が正しい髪質です。すべての髪がそれぞれねじれているので、髪に統一感がなく、見栄えが悪くなってしまいます。連球毛はボコボコとした髪質で、カチカチに凍ったような状態とイメージすればわかりやすいかと思います。
太い毛と細い毛の太さが極端にバラバラであり、触ると髪の表面に凹凸があるのがわかります。最後は縮毛です。これは日本人には少なく、黒人に多い髪質です。毛が太くて硬く、全体的にチリチリしています。癖毛の中では最もクセが強いと言われています。このように、癖毛には様々なタイプがあるのです。この事実を知らない人も多いでしょう。
癖毛の特徴(症状)や原因
癖毛を改善するには、まず自分の髪質の特徴や原因を知ることから始めなくてはいけません。そもそもどうして癖毛になってしまうのかということですが、一つは毛穴や毛根のゆがみです。直毛の人は毛穴が円形なのに対し、癖がある人は楕円形をしていることが多いです。この毛根のゆがみが強い人ほど、髪のうねりや曲がりが強くなります。
また、コルテックスの乱れが原因で癖が強くなることもあります。コルテックスとは髪の表面にある層のことで、コルテックスを含めた3つの層によって構成されています。このコルテックスには水分を吸収しやすいタンパク質で構成されたAコルテックスと、逆に水分を吸収しにくいタンパク質で構成されたBコルテックスという、2つのコルテックスが存在します。
コルテックスが50:50のバランスであるとき、髪は直毛となります。ところがこの2つのコルテックスのバランスが崩れてしまうと、髪に癖が出やすい状態になってしまうのです。あるいは遺伝という可能性も考えられます。癖毛は優性遺伝と言われており、両親のどちらかが癖を持っていた場合には、子供にも癖毛が受け継がれます。
両親のどちらかが直毛であっても、7割以上の確率で癖毛になると言われています。両親ともに癖がある場合は、その確率は9割にも跳ね上がります。このように原因は多種多様です。また、原因によって髪質の特徴も変わってくるので、対策の仕方も変わります。ですので自分の原因を探ることは重要なのです。
癖毛の対策
癖毛に効果的な対策があります。それはシャンプー後ケアです。まずはタオルドライからです。シャンプーをした後に、正しいタオルドライを行うことで髪の癖を落ち着かせることができます。濡れた髪は絶対にゴシゴシと拭かないようにしてください。優しく包み込むようなイメージで、髪の水分を取っていきます。
濡れた状態の髪は乾いているときに比べて傷みやすいので、少しでも力を入れて拭くとすぐにダメージを受けてしまい、癖が強くなってしまう恐れがあります。タオルドライを終了するタイミングは、髪が半乾きになった瞬間です。ここからはドライヤーの出番となります。ドライヤーにも癖毛対策用の正しいやり方があります。
まず、半乾きの髪にオイルタイプや乳液タイプのトリートメント剤をつけていきます。洗い流さないタイプがおすすめです。頭皮や毛根につけるのはよくないので、必ず毛先につけるように意識しましょう。つけ過ぎても逆効果なので注意が必要です。ドライヤーは左右に振りながら当てることをイメージします。また、髪から15cm以上離します。
近距離で同じ場所に当て続けると、癖が強くなってしまったり、髪が傷んでしまうのです。根元から毛先へ向けて風を当てましょう。これによってキューティクルが閉じて髪にツヤとコシが出ます。最後は冷風を当てて終了です。温まった髪を冷やすことでキューティクルを固定し、癖毛になりにくくします。毎日の髪の乾かし方を変えるだけで、癖は驚くほど改善するはずです。
癖毛の解消方法
癖毛を解消する方法として最も効果が高いのが、美容室で行う縮毛矯正です。プロの手によって行われるので、間違いなく癖毛は解消されます。施術方法としては、薬剤を癖のある髪に塗り、高温のヘアアイロンやドライヤーを使用して真っ直ぐにしていきます。一度矯正すれば半永久的に真っ直ぐのままなので安心できます。
ただ、新しく伸びてきた部分は癖があるので、その度に美容室へと通わなければいけません。価格も決して安くはないので、そう簡単に行えるものではないかもしれません。自宅で解消できる方法としては、ヘアアイロンを使うことです。癖のある部分に高温のヘアアイロンを当てることで、一時的に直毛になります。
ただ髪が傷みやすいので長期間使用する際はトリートメント必須です。また、あくまで一時的な効果なので、雨の日などは元に戻ってしまう可能性もあります。対策としては、高温を当てて真っ直ぐにしたあと、ヘアスプレーなどで固定すると良いでしょう。ヘアトリートメント剤には癖を治す成分が入ったものも販売されているので、それを使うというのも一つの手です。
シャンプーをした後、適量を髪に塗って一定時間放置します。髪の内部にタンパク質が浸透していき、ダメージなどを修復してくれます。毎日継続して行うことで、徐々に髪質が変わっていき、癖毛が改善します。癖の解消法としては、プロに頼む方法と自分でできるものがあります。どちらも効果的なので、癖が気になる人は試してみましょう。
癖毛のまとめ(未然に防ぐ方法など)
癖毛は遺伝によるものが多いため、諦めている人も中にはいるかもしれませんが、適切な対処を行うことで改善することができます。特にシャンプー後のケアは毎日行うものですから、きちんとしたやり方を続けることで、癖毛を未然に防ぐことが可能です。ドライヤーで重要なのは、高額な商品かどうかではなく、かけ方です。
どれだけ高いドライヤーであっても、やり方が間違っていれば意味がありません。癖が強い人は、美容室で縮毛矯正を受けると良いでしょう。お金はかかりますがその分、半永久的に真っ直ぐな髪の毛を手に入れることができます。また、トリートメント剤を癖毛に効果のあるものに変えるなど、細かいことにも気を配りましょう。
ヘアケア商品には癖を改善させるためのものがたくさんあるので、どんどん取り入れていくと良いと思います。髪の毛に癖があるとスタイリングが難しく、本当の意味でおしゃれを楽しめません。癖を解消させることで自分のコンプレックスが消え、毎日が楽しくなるはずです。
大事なのは、髪の癖は努力次第でどうにでもなる、ということです。誰でもきちんとしたヘアケアを行うことで、憧れの直毛を手にすることができるのです。髪の毛が直毛になると、自信を持って外を歩けるようになります。髪が風になびく瞬間は、何とも言えない心地よさがあります。髪質が改善することで、人生そのものが好転するといっても過言ではないのです。自分の髪質と素直に向き合い、改善を目指していきましょう。
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